縷々のつぶやき

昭和11年創業!岩喜蓄音機店の3代目店主。現在は、LURU MUSICとして、CDショップ、音楽ホール、音楽制作、音楽イベントなどの企画運営を通じて、地域から世界を楽しくすることを日々楽しんでいます。旧:演歌商店のつぶやき。

レコード店の品格

弊店にはもちろん品格というようなものはないが、
少しぐらいのプライドのようなものはあると思う。


お客様のことで、少々書き辛いが
誤解をおそれずに言ってみると
威圧的なご年配のお客様が増えてきたように思う。
昨日も2件、そういう捜索願いがあった。


最初のお客様は
「渥美二郎の事務所の連絡先を調べてくれ・・・」
理由をお尋ねすると
「廃盤になっている曲の楽譜が欲しいだ・・」と厳しく仰る。
ネットでお調べすると確かにそうで、
難しい漢字の曲名もわかり易く説明できる聡明な方だ。
ネット上で該当事務所は発見できすに、憮然とかえられた。


続いてのお客様は、スタッフの女の子の頭ごなしに
荒野の決闘の曲!Oh, My Darling Clementine」と歌った。
「いとしのクレメンタインですね・・」と反すと
「そうだ、その英語の歌詞が欲しい・・」
こういう風に続くのですねぇ。
ありがたいのですけど・・・
この手の曲は、歌詞カード付きの唄入りCDは少ないのです。
歌詞はネットからプリントできることをお教えしたら
映画曲集のインストものをお買上げいただけた。
英語で歌うのに要るのだそうだ。


どちらのお客様も、お年頃から推察するに、
イカラで、高教養の方だとおもわれます。
そこでふと思いついてしまいました。
弊店も含めて、商品のことを知らないレコード店が多くなり
お客様の質問の意味さえわからないとしたら
それ故、そういう態度が形成されてしまうとしたら・・・
・・・・・・・
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