縷々のつぶやき

昭和11年創業!岩喜蓄音機店の3代目店主。現在は、LURU MUSICとして、CDショップ、音楽ホール、音楽制作、音楽イベントなどの企画運営を通じて、地域から世界を楽しくすることを日々楽しんでいます。旧:演歌商店のつぶやき。

 0.いつからあるの・・・

正確な店名はブロードバンドミュージック岩喜@本店といいます。
その前の店名はブロードバンドミュージックパークス@本店です。
公園前にあり音楽の公園のようにぶらぶら散歩・・という思いからです。


長いですね・・・。
電話でもこの店名を言いますので
初めてのお客様や
商品のことでお宅に連絡する際には
CDショップの・・・と付けたしてお話する位長いです。
演歌商店はその店の演歌売場のことです。


あまり長いので常連さんには岩喜(イワキ)さんと
昔の名前で呼ばれることが多くなってきましたので
3月21日のリフレッシュ・オープンに
岩喜@本店といたしました。


私は和歌山市ぶらくり丁生まれの団塊の世代
商店街の真ん中のレコード店の2階で産湯を使ったそうな。
父は和歌山 母は廣島
父と母は当時ジョバと呼ばれていた大阪のレコード卸屋で知り合い
二人してぶらくり丁の八百屋の軒先で創業。
昭和11年11月12日のことだった。
このように私は生れる前からレコードに祝福されています。

↑楽曲の宣伝から昭和12年の春頃とおもわれます。


父の生家は 和歌山市の万町にあった中央市場の青果卸「岩喜」
曽祖父・岩橋喜助の屋号で料亭向けの高級食材を扱っていた。
それゆえこの旨いものに対するDNAは私に確実に引き継がれています。


レコードの中で生まれ育った訳ですから
音楽を愛する多くのお客様に育てられたといっていいかもしれません。
つまりレコードの楽しみ方をお客様に教えられてきたのです。
レコードの聴き所や歌い手や演奏者の得意技や癖など
さらには録音時のエピソ−ドまで・・いろんな薀蓄を。
すると同じレコードが何倍も何倍も楽しく聴くことができるのです。


そういう思いをブロードバンド時代に
活かしたこれからのCDショップとして店の名前にしたのが2000年。
ブロードバンドミュージックというハイカラなお店にかかわらず
演歌なお客さまが多くて
演歌商店というレトロなお店を隣に開店したのが2年後。

創業の地・ぶらくり丁から今の公園前に引っ越したのが2年前。
つまり移転開店2周年で岩喜@本店なりました。


創業して71年目の春です。