真っ暗の中を飛行場にに向かい
朝ぼらけの中を一番機で羽田に飛び立つことが多い。
北に向かって離陸し神戸の街をみながら左旋回してゆくと
和歌山市の上空にかかり河口から上流へと紀ノ川に沿って飛行することになる。
遥か眺める紀伊の山々は雲間に見え隠れし一服の山水画のようだ。
眼下の川面はベルトのような川霧に包まれ
穏やかなはずの紀ノ川の流れは垣間見ることもできない。
幾度となく重ねたフライトだけれど
季節と席運がもたらす素晴らしい景観に感動してしまう。
紀ノ川にちなんだメロディーが口につく
小野由紀子さん「紀ノ川」
古都清乃さん「紀ノ川の女」