加太線百周年にちなむ昭和9年の「加太小唄」の
SP盤を探し出し、音源化してくれた喫茶カデンツさんに行った。
手巻き蓄音機が店にきたので、SP盤が聞けるといふのだ。
子供の頃ぶらくり丁の店先で蓄音機のゼンマイの修理を
それこそ山のようにしていた先代を思い出す。
この日は、カップリングの「和歌山音頭」をかけてもらった。
なるほど、B面の「加太小唄」が最近まで地元で愛されてきたのは
その粋なメロディーからなんだ。
いつの時代も、人々の耳は正直と感心した。
カデンツさんが、このSP盤を譲り受けたのは
10数年前、バス会社に勤めていたころだったといふ
バスガイドさん研修用のレコードだったらしい・・・
たくさんのコレクションの中から
「加太小唄」を見つけだしてくれたので
今般、新しくCDに復刻することができる。
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