わかやま新報
とらふすクラシック・365
雜賀僚太郎×村田仁聖
Saxophone Duo Recital
共に2000年、和歌山生まれ。同じ相愛大学音楽部でサクソフォンを学び、卒業後、パリに留学した雜賀僚太郎さんと、和歌山で音楽を教える仕事についた村田仁聖さんが、デュオリサイタル~和歌山が生んだ奇跡のデュオは奏でる、美しき調べ~を開催します。
村田さんは、12歳からサクソフォンを始め、那賀高等学校を経て大学に、バリトンサクソフォンに魅せられ、大学3回生からバリトンサクソフォンを研究。サクソフォン四重奏などで活躍。昨年9月には、和歌山県立図書館メディア・アート・ホールのデイタイムコンサートに出演しています。
雜賀さんは、星林高等学校を経て大学に、和歌山県新人演奏会で、最優秀新人賞受賞。卒業後、ザイール・サクソフォン・カルテットのギョーレ・ベルソのソプラノサクソフォンに魅せられて、渡仏。現在、パリ地方音楽院に在学中で、留学前の昨年8月には、大阪・島之内教会でリサイタルを開催しています。
2本のサクソフォンの為に書かれ、今や人気の松本いずみ作曲 「悲しみの三重奏曲」、モリコーネの名作「ニュー・シネマ・パラダイス」、ビアソラのブエノスアイレスの四季より「夏」など、オリジナル楽譜のないものは、雜賀さんが編曲。なかでも、リサイタルの後半約35分かけて演奏する、サン=サーンスのピアノ三重奏第三番は、ヴァイオリンのパートをソプラノとアルトのサクソフォン、チェロのパートをアルトとテナーのサクソフォンで吹き分ける熱演となりそうです。ピアノは、沖永紗織さん。
「サクソフォンの表現力がこんなにも豊かで、美しいことを知ってほしい」こう意気込む、若きサクソフォン奏者のステージはとても楽しみです。
この演奏会は、8月18日(日)午後2時から、会場は、和歌山城ホール小ホール。チケットは、一般2500円、大学生1500円、高校生1000円、中学生以下500円。 QRコードから、予約できます。問い合わせは、メール : ryotaros1129@gmail.com、電話 : 080-2503-9821まで。