縷々のつぶやき

昭和11年創業!岩喜蓄音機店の3代目店主。現在は、LURU MUSICとして、CDショップ、音楽ホール、音楽制作、音楽イベントなどの企画運営を通じて、地域から世界を楽しくすることを日々楽しんでいます。旧:演歌商店のつぶやき。

無観客!ライブ動画配信コンサート

本日付け、わかやま新報、とらふすクラシック・150。
 無観客!ライブ動画配信コンサート

和歌山はもちろん、各地で演奏会の中止や延期が相次いでいますが、こういう中でも奮闘するアーティストたちの演奏を聴けるチャンスが、数多くつくられています。無観客公演として開催され、インターネットによりライブの動画配信がされているのです。

3月7日には、制作費1億6千万円というワーグナーの大作オペラ「神々の黄昏」が、新型コロナウイルスの影響で無観客無料YouTubeライブストリーミング配信(アーカイブ無し)でびわ湖ホールから行われ、12000人以上のリアルタイム視聴者を集め話題となりました。ド
イツ語上演・字幕なしでしたが、自宅のパソコンのまえでゆったりと楽しまれた方も多かったようです。

今日(3月19日)も19時から、大阪フィルハーモニー交響楽団の第536回定期演奏会の無観客公演ライブ動画配信が、大阪フェスティバルホールから行われます。視聴リンクは(https://www.osaka-phil.com)。出演は、井上道義(指揮)、アイレン・プリッチン(ヴァイオリン)。プログラムは、ハイドン交響曲第2番 ハ長調モーツァルト交響曲第5番 変ロ長調 K.22、ストラヴィンスキーのヴァイオリン協奏曲 ニ長調バレエ音楽春の祭典」。この公演の模様はアーカイブ配信も予定されてます(配信期間は未定)。

また、ヨーロッパでは、ベルリン・フィルハーモニーが4月19日まで観客を入れたコンサートの開催を取りやめています。先日、サー・サイモン・ラトルとの演奏会を無観客で実施し、デジタル・コンサートホールにてリアルタイムライブ配信が行われました。ここ10年間、先駆的な取り組みを続けてきたベルリンフィルハーモニーの「デジタル・コンサートホール」には、多くの演奏会のアーカイブが残されています。今、それらが3月31日まで、期間限定で無料開放されています。ネットでクラシック音楽会をお楽しみいただくいい機会かもしれません。