本日付け、わかやま新報、とらふすクラシック・132。
民族楽器 ディジュリドゥが初登場!
38回目を迎えるLURU CLASSIC CAFEに、初めて民族楽器 ディジュリドゥが登場します。奏者のKinyaさんも「ま~ある意味ディジュリドゥもクラシックな楽器」とし、次のように書き添えています。「オーストラリアの先住民アボリジニが、祭儀に演奏する楽器であり、白蟻に食われて自然に空洞化されたユーカリの木で作られています。吹口より息を吹き込むことにより、音が共鳴しあい神秘的な倍音が作り出されます。」
Kinyaさんは、和歌山県出身。'93年に九州天草にてディジュリドゥと出会い。その後、ディジュリドゥのセッションや情報交換を目的としたKANSAI BLOW-OUT をオーガナイズ。ディジュリドゥの紹介やイベントの開催などを精力的におこない、日本のディジュリドゥシーンの黎明期を支えてきました。現在は無国籍音楽団Eurasian Rungのメンバーとして全国各地でLIVE活動を重ねています。「世界最古の管楽器」のともいわれるディジュリドゥの時空を超えた響きをお楽しみください。
この日の幕開けは、クラシックギターの金谷幸三さん。神戸生まれで、今は和歌山在住。パリ国際音楽大学に学び、全国で演奏活動を続けています。バリオスの「過ぎ去りしトレモロ」、ラベルの「亡き王女のためのパヴァーヌ」など、ギターの佳曲を奏でてくれます。
続いては、朗読の福山ひでみさん。和歌山市生まれ、大阪芸術大学放送学科卒業後、ラジオやテレビで活躍。その後、ナレーションや「声」のスペシャリストとして活動を続けています。この日は、宮沢賢治の「注文の多い料理店」を聞かせてくれます。
最後を締めくくるのは、ピアノの瀧本裕子さん。和歌山市生まれ、桐朋学園大学音楽学部ピアノ専攻卒業後、ドイツに留学。帰国後は、ソロ、室内楽など幅広く活動中。シューマンの「献呈」、シューベルトぼ即興曲集から2曲、そしてベートーヴェンのピアノソナタ「悲愴」第2楽章で幕を降ろします。