今日付け、わかやま新報”とらふすクラシック・67”
矢倉愛ライブ・レコーディング・コンサート!
和歌山ライブの歩き方 岩橋和廣
ソプラノの矢倉愛さんのプレミアム!ファーストアルバム ライブ・レコーディング・コンサート!が行なわれる。プレミアムの理由のひとつは、コンサート会場で歌った曲3曲が、終演までに特典CDになり、その場で持ち帰ることができるからです。会場で歌ったそのままを、編集しないでCDにするのは、なかなか勇気がいりますが、ファンにとっては貴重な音源として楽しむことができます。
冒頭で歌われる3曲、つまり特典CDに収録されるのは、カタラーニの オペラ「ラ・ワリー」より「 さようなら我が故郷よ」、ヴェルディの オペラ「シチリア島の夕べの祈り」より 「ありがとう愛する友よ」プッチーニのオペラ「ラ・ボエーム」より「ムゼッタのワルツ」とオペラファンならお馴染みの名歌たちです。
プレミアムの二つ目の理由は、ハイレゾ・バイノーラル・レコーディングでライブが収録されることです。人間の頭の形をしたダミーヘッドの耳に高性能マイクを仕込み、あたかも鼓膜に届いているかのように録音するシステムで、ハイレゾのデジタルオーディオにより、今までのCDでは再現しきれなかった細やかな空間の音までが見事に再現され、ホールの静けさや空気感までもが表現されます。響きの良いホールならではの醍醐味が楽しめます。(機材協力:ANIMA Products)
矢倉さんは、「THE OPERA WAKAYAMA」を立ち上げ、関西で活躍する若手歌手達と共に、「椿姫」「蝶々夫人」「トスカ」などを行っています。また、2016年にはブルガリア・スタラザゴラ国立歌劇場に於いてオペラガラコンサートに出演、この7月にはウィーンでマスタークラスを受講し、このレコーディングに備えてきたようです。
このコンサートは、8月4日(土)19時より、和歌山市のLURU HALLで行なわれます。料金は、5000円(フリーソフトドリンク、特典CD付)。問合せは同ホール(073−457−1022)まで
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