縷々のつぶやき

昭和11年創業!岩喜蓄音機店の3代目店主。現在は、LURU MUSICとして、CDショップ、音楽ホール、音楽制作、音楽イベントなどの企画運営を通じて、地域から世界を楽しくすることを日々楽しんでいます。旧:演歌商店のつぶやき。

福山朗読教室 第9回定期朗読会

今日付け、わかやま新報”とらふすクラシック・55”
 福山朗読教室 第9回定期朗読会
     ナレーションオフィスFUKUYAMA代表 福山ひでみ

 自分の声をスピーカーから聞いたり、録音したものから聞くと、違和感があるという人は結構います。極端なことを言えば自分の声があまり好きではないという方も。けれども、「この声ではそう思うのも無理はないわね。」と思った方はこの仕事をしてきて、今まで一度もありません。
 あなたの声は指紋と同じようにあなたと他の人とを判別出来る、あなただけの物、素晴らしい宝物です。もちろん、中には発声や発音、活舌といったところをキュッ、キュッと磨けばより光を増すであろう、原石のような方もいらっしゃいますが・・・。
 その声を使って、最近、人前で自分の書いたもの以外を読んだことがありますか?小さなお子さんがいらっしゃるご家庭では、絵本の読み聞かせをされたことがある方も多いでしょうが、大人になってから本を読む機会は、黙読がほとんどです。
 一度、文学作品を声に出して読んでみれば判るのですが、「読む」ことにも、なくて七癖「読み癖」というものがあります。例えば「は」や「が」といった助詞がつい大きくなる「助詞力み」。「です」「ます」「ました」などの文末がすべて同じ調子になる読みなどもそうです。
 そんな自身の読み癖と格闘しながら、楽しく朗読に取り組んできた福山朗読教室と朗読グループ・イーマの皆さんと一緒に、年に一度の定期朗読会を開催いたします。9回目を迎える今年は、5月13日(日)13時30分から、和歌山県立図書館2Fメディア・アート・ホール。入場は無料、どなたでも事前申し込みなしで、お気軽にお越しいただけます。
 今回の定期朗読会は、30代から80代までの出演者20数名が、それぞれ大好きな短い作品を選び、聞いていただきます。新美南吉の童話や昭和の映画俳優たちのエッセイ、それに紀州熊野の民話たちなどです。音楽の響きで華を添えてくださる藤田泰成さん(キーボード)、ミノハーポさん(ブルースハープ)と共に、皆様のお越しをお待ちしております。

プロフィール 福山ひでみ 和歌山市生まれ、大阪芸術大学放送学科卒業後、和歌山放送等パーソナリティーとして活躍。その後、独立。ナレーション・朗読・MCなど「声」のスペシャリスト。



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