縷々のつぶやき

昭和11年創業!岩喜蓄音機店の3代目店主。現在は、LURU MUSICとして、CDショップ、音楽ホール、音楽制作、音楽イベントなどの企画運営を通じて、地域から世界を楽しくすることを日々楽しんでいます。旧:演歌商店のつぶやき。

 ジェロの「カバーズ」試聴記

今日から、ジェロ君のカバーズが売り出される。
ご存知のように。発売日の前の日から店頭に並ぶのだ。

COVERS

COVERS

先日来、着していたサンプル盤を、JBL4350で鳴らしてみた。
とても楽しめるアルバムに仕上がっていて聴き応えがある。
凄いのは、何度聴いてもその度に、聴く楽しみが増えること。
そして、少しだけ何かの素養があれば、
その楽しみはその分だけ増える・・・そういうつくりのよう。


ありがたいことに、丁寧な宣伝用のパンフがあり、
楽曲ごとの制作意図や聴きどころが、わかりやすく解説されている。
謡曲に限らず、邦楽のアルバムでは珍しいことだ。
これを機に、ライナーノートを封入できればと思うくらい・・・
ただし、このパンフはCDとは別物で、単なる宣伝パンフ
弊店では、お買い上げの方に先着でポスターと同時に付けるようにします。
アルバムの楽しみ方が大いに増えますから・・・。


そこには、サンタナ風のギターとか、ドゥービー風のノリとか、
ここまで明かすことないでしょうというくらい、もろもろが書き込まれています。
その時代のロックを聞いた世代には、とても嬉しく感じてしまいます。
だから、アルバムとしては、聴き応え充分なのです。


さて、ジェロ君の歌唱も素晴らしく
歌声だけでゾクッと感動させてくれます。
美空ひばりさんやちあきなおみさんの
カバー・アルバムを聴くと得られる同種のものです。
ただそれは、まちがいなく感動を伝えるものなのですが、
同時に、まだまだ上達する可能性をも秘めているようです。


7曲目の堺正章さん「さらば恋人」は
デトロイト風に、力強くカバーした山崎まさよしさんに比して
ピアノ・ウッドベースにピアニカという、
しっとりアレンジで好対照・・・。
COVER ALL-HO!
ともかく、このアルバムは
きちりとしたプレゼン付き売場を作って売りまくるしかないなぁ。。。


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