歌の世界で、ご当地は地名のことである。
その地名について、民俗学者の谷川健一さんは
5月30日の日経新聞のコラム「私の履歴書」に
「地名研究」というタイトルで次のように記述している。
地名は単なる記号ではない。
日本人の情緒を触発する媒体である。
歌枕の多くは地名である。
この歌枕をたどって芭蕉の「おくの細道」の旅はつづけられた。
地名はまた、「大地に刻まれた百科事典の索引」である。
地名は更に、「時間の化石」である。
地名ソング、とりわけご当地歌謡ブルースは
万葉の歌枕の時代から受け継がれた
日本人のこころに響く、歌の文化遺産なのではないか・・・
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